塗装について
塗装と一言で言っても、塗装の施工の際には沢山の塗料を状況に応じて使い分けたり様々な下地調整などの作業をしたりといった多種多様な要素が含まれます。時には難しそうな単語が出てきたりして「?」となる事も多いでしょう。当社の考える塗装の役割や用語集などをまとめました。ご参考になれば幸いです。
塗り替え用語集
塗り替えについてよく聞く用語ををまとめました。
- アク止め
- コンクリート・モルタル等のセメント系被塗物からのアクリル溶出の防止のこと
- アクリルリシン
- 合成樹脂エマルションに骨材を配合したもの
- アクリルゴム
- アクリル酸エステルを主体とする合成高分子で、充填剤や架橋剤などの配合物を添加することによって、>低温から高温の広い温度範囲にわたって皮膜にゴム状弾性を与えるもの。
- アクリル樹脂
- アクリルプラスチック・アセトン・化成ソーダなどを主原料とした重合体で、比重は小さく、硬度が高く、更に十分な光透過性を有するため各業界で幅広く使用されている。
- アスファルト
- 石油の蒸留残渣として得られる黒色有機物
- アスファルト防水
- アスファルトを含浸した不織布を用いた防水方法
- アルキッド樹脂
- グリセリンと無水フタル酸の縮合により得られる樹脂
- アイボリー
- 象牙色
- 隠蔽性
- 塗膜が下地の色を覆い隠す性能
- 打ち放しコンクリート
- コンクリート面にタイルやモルタル仕上げを施さずに型枠の木目などを残した表面をそのまま仕上げとした状態
- 上塗り
- 中塗り後の仕上げ塗りで、この工程で色彩や美観・耐久性を大きく左右する
- ウールローラー
- 耐水型紙などの芯筒に繊維毛を植毛した塗装具。回転軸を持つハンドルに取り付けて、毛に塗料を含ませて転がし塗装する刷毛よりも技術の習得が易く、均一な膜をを塗りつけることができる。近年非常に多く使用されることになってきている。毛の長さ(短毛・中毛・長毛等)や毛の種類を用途や塗料、仕上がり・下地の状態や性質に合わせて選択する。筒とハンドルを一体式にした物も存在する
- エアスプレー
- 塗料を霧状に噴出して塗装する塗装具
- エアレススプレー
- 塗料を60~200kg/cm2の高圧に加圧して小口径から噴出し、吹き付け塗装を行う塗装具。
- エマルション
- 水に油脂や合成樹脂が数μmの粒子径で分散している状態。
- エマルション樹脂塗料
- エマルション樹脂を用いて製造された塗料。水で希釈可能で、塗布後は水の発散によって固化する。表面にはほとんど光沢のない被膜を作るが、光沢を持つものも開発されている
- エフロレッセンス(白華)
- セメント系素材から流出したアルカリ性分が、空気中の炭酸ガスと反応して水に不溶性をもつ白色物となったもの
- エッチングプライマー
- 塗料中の燐酸と素材との反応により、燐酸化合物を形成させ付着性を向上させる一次プライマー
- エポキシ樹脂
- 1分子中にエポキシ基を2個以上有する熱硬化性合成樹脂のこと。黄から褐色の粘潤な液体か固体で、分子量は300~8000、比重1.15~1.20ポリアミンや無水フタル酸で硬化させる。塗料以外にも接着剤、電気絶縁材として使われている。
- かき落とし
- 塗り壁仕上げの一種で、モルタルで下塗後に寒水石等とセメントの混合物を塗布し、そのあと未硬化の状態でかき落として表を粗面にする仕上げ
- 可使時間
- モルタル・エポキシ樹脂・ウレタン樹脂などの反応効果型の材料で、2液を混合した後の使用可能な時間の長さ
- 可撓性
- 外力によってたわむ性質。柔鋼性があり、たわみや曲げに対する耐性を有すると言う意味
- 可塑剤
- 圧力を加えると、粘土のように形が変わる性質を与える、比較的揮発性の溶剤でプラスチックや合成ゴムに添加し、弾性率やガラス転位点の低下、柔軟性の増加に使用される
- 皮すき
- 鋼片に焼刃をつけた手工具で、塗装ケレンに用いる。鋼帯板を曲げて焼刃をつけたものはスクレーパーと呼ばれる
- 含水率
- 材料に含まれる水分の、その材料の絶乾重量に対するパーセンテージ
- 顔料
- 細かな円体粒子で一般に水その他の溶剤と混合する。塗布した際に、壁面を隠ぺいするとともに色彩を付与する物質
- クラック
- 塗膜の割れにより塗膜に裂け目が出来る現象
- ゲル(コロイド)化
- 溶液が蒸発・冷却や化学変化により、ゼリー状の半個体又は個体になること
- ケレン
- 床、天井、壁などの表面に付着する異物を除去すること。レンガや瓦、型枠のなどに付着したモルタルを削りとることも意味する。塗装工事においては錆落としや旧塗膜の除去などの下地調整することを言う
- 高圧洗浄機
- 水や温水を電動ポンプで圧送し、ノズルから噴射して洗浄をする機械。塗り替え時の下地調整でも劣化膜の軽いケレンや付着汚れの洗浄に使用される
- 合成樹脂エマルション
- 酢酸ビニル・アクリルなどのモノマーを、水中で乳化重合させたもの
- 合成樹脂調合ペイント
- 鉄部・木部用で、フタル酸アルキド樹脂を基体樹脂として造られた塗料
- コーキング材
- シーリング材と同意とされている。サッシ・カーテンウォール・目地などの充填剤で、合成樹脂のものが多い
- 骨材
- モルタル・コンクリートの成分となる砂や砂利などの総称
- ゴンドラ
- 枠組みしてある作業台をワイヤロープで屋上から吊って上げ下げする。移動吊り足場で、ビルの外壁工事や清掃などに用いる
- 酢酸ビニル樹脂塗料
- 水性と溶剤形があり、水性形の方が一般的。屋内壁のつや消しタイプのエマルション塗料が多く発売されている
- サンダー
- サンドペーパーを取り付けて、木材・鋼材などの表面を削り平坦にする電動工具
- サンドプラスト
- 高圧空気で砂を吹き付ける処理。鉄鋼材の塗装前の清掃処理やコンクリート面を荒らすために行ったり、石材の仕上げなどに用いられる
- シート防水
- 合成ゴム等が原料の合成高分子シートを、接着制を用いて貼りつけて防水すること
- シーラー
- 下地への吸い込み防止・耐アルカリ性・密着性向上などの為の下塗り塗料
- シーリング
- 物の隙間を埋めること
- シーリング材
- 各種の接合部またはひび割れなどの水密・気密を保持する為の充填剤
- シリコン樹脂
- 有機珪素化合物で低刺激、安全性・耐熱性・耐薬品性・耐候性・撥水性や、耐久性・耐老化性・可撓性にも優れる物質で、化粧品やシャンプー、体内骨格整形用樹脂、子どものおもちゃ、薬品タンク内壁など様々場面で使用される
- シリコン樹脂塗料
- 有名なシリコン樹脂塗料では、住宅外壁用に開発された。「ウォーターガードシリーズ」が、~10年が目安とされている住宅の塗り替えサイクルを1.5倍以上長い期間にできると言われている
- 自然塗料
- 植物樹脂・油を使った天然素材をバインダー成分にした塗料で主に木部用。揮発性有機化合物を溶剤として多く含有したものも自然塗料として販売されている場合があり、注意が必要
- 指触乾燥
- 指で軽く触っても塗料がついてこない乾燥状態
- 下地処理(下地補修)
- 素地の補修など、塗装面を塗装可能にする作業
- 下地調整材
- 素地の凸凹などを調整する塗材
- 弱溶剤
- 明確な定義はないが、脂肪族炭化水素系有機溶剤(ミネラルスピリット等)を主成分とする混合溶剤のこと。一般的に臭気が少ないため人体への有害性が小さい。塗料シンナーで希釈できる溶剤
- 重金属類
- 鉛、クロム、カドミウム、砒素、水銀のこと(日本塗料工業会)
- 樹脂モルタル
- 俗称であるため業界分野ごとに若干意味が異る場合もあるが、セメントモルタルと合成樹脂を複合させて強化した複合モルタル。防水系ではエポキシ樹脂を複合したもの、止水系ではエポキシ樹脂分の多いもの、左官系の合成街脂エマルション(アクリル・エチレン酢ビ等)入りセメントモルタル、それと同じ物である高分子モルタル、下地調整用セメントモルタルなどがある。この薄付け下地調整材をセメントフィラーと呼ぶ
- 筋かい
- 建築物の枠組に、耐震・耐風などの必要上対角線に挿入される建材のこと
- スチップル
- ゆず肌のような細かい凹凸模様
- スラブ
- 鉄筋コンクリート床
- セメントフィラー
- セメントと骨材を主成分とする粉末に合成樹脂エマルションを混合して造られ、素地の調整用に使用される。セラミック樹脂系塗料 セラミック変性シリコン樹脂系塗料とも言われているもので、陶器などの焼き物に使われる「セラミック」の特性(無機質で耐熱性・耐候性などに非常に優れている)を持った塗料のこと。セラミック自体は塗料に適さないため、セラミックだけで出来た塗料ではなく、セラミック材の顔料をシリコン樹脂と化学結合させて塗料化した物が開発されている
- 責任施工
- 施工会社の下請けでなく、自社責任で行う工事
- 石膏
- 硫酸カルシウムで、無水物に水を加えて硬化させる
- 石膏ボード(プラスターボード)
- 石膏を厚紙でサンドイッチした内壁材
- 脆弱部
- 素地の劣化による強度の低下した部分
- ゼネコン
- 総合建築請負業者
- セメント防水
- モルタルまたはコンクリートの吸水および透水を少なくするために混和する物。隙間充填・不透水層作成・撥水層作成・石灰の溶出防止などの物がある。無機質の微粉・塩化石灰・金属石けんや、水ガラス・合成樹脂エマルションなどが用いられる
- ゼロスパンテンション
- 防水層を施工した後に下地にひび割れができ、隙間(スパン)ゼロの状態から引っ張られること
- 耐候性1種
- 促進耐候試験で、サンシャインウェーザーメーター照射2000時間経過時に光沢保持率80%以上・塗膜に異常がない・色変化が基準の試験体に比べ少ない・白亜度が8点以上というもの。シリコン塗料がこれに該当している。1000時間照射合格だと耐候性2種でウレタン塗料。500時間照射合格だと耐候性3種でアクリル塗料。現在ウレタン塗料にも光沢保持率80%以上、2000時間をクリアするものがある
- ターペン(ミネラルスピリット)
- 原油を蒸留して得られる脂肪族炭化水素系の混合溶剤。合成樹脂調合ペイントや弱溶剤系塗料の溶剤として使用
- タック
- 粘着性
- タックフリー
- 粘着感のなさ
- タックレス
- ベトつかず、さらっとした手触り
- タールエポキシ
- エポキシ樹脂にタールを配合した塗料で防錆力・耐油性に優れ、安価
- ダイキャスト
- 鋳物のこと
- 耐候性
- 外壁の劣化を促進する風雨や紫外線などの環境条件から壁を保護する機能
- だめ
- 補修塗りなどの、部分的に残った仕事
- 単層
- 中塗り・上塗りまたは上塗りのみの工程の中の、同一材質で仕上げた塗膜
- ダンベル試験
- 膜物性(伸び・引っ張り強さ)を測定するテストで、ダンベル型に抜いた試験片を用いる
- チョーキング(白亜化)
- 塗膜の表面が日光・水などの影響を受け、樹脂が劣化して粉状になる事
- テラゾ
- 人造石(白色セメントに大理石などの砕石を混合して仕上げ、研磨仕上げしたもの)
- 展色剤
- すべての顔料を含む塗料で、顔料を分散させている液体成分のこと
- とぎだし
- 大理石等の砕石粒をセメントで練ったものを床・壁などに塗り、硬化初期に砥石で研磨した磨き仕上げ
- トタンペイント
- 亜鉛メッキ(トタン)用の塗料
- 塗布量
- 性能・仕上げを発揮するのに最低限必要とする量
- 塗布所要量
- 塗布量にロス見込み量を上積みしたもの。所要量で吹付け工事で用いる
- ドライアウト
- 外壁等に塗装する場合、下地が乾燥していたり塗材を薄塗りした場合は、下地に水分をとられて水和反応が阻害され、硬化不良や接着不良を起こしやすくなる
- 透湿性
- 透湿抵抗の程度。湿流(夏は外から内・冬は内から外へと室内外の水蒸気圧差により生じる)が、弾性塗膜などの透湿抵抗の高い層でせき止められ結露を発生させる。室内から外部へ向かう湿流を妨げると壁体内に結露を発生させ、それが汚れやカビの原因となったり、木部の腐食を招く
- 凍害
- コンクリートや塗料が乾燥過程で低温になり、正常に硬化しないこと
- 塔屋(ペントハウス)
- 屋上にでた小屋(高架水槽やエレベーター機械室など)
- 中塗り
- 左官、塗装における上塗りの一つ前の塗り工程
- 二面接着
- シーリング材などの接着方法で、目地では、目地底には接着しないように両側だけに接着させる
- 塗代
- しっくい、モルタルなどの塗装の塗り付け層の厚さ
- 粘度
- 流体の粘性、またはその大きさを示す量、すなわち粘性率
- バインダー
- 中塗りに使用される塗料
- バックアップ材
- 隙間や目地を埋める場合に、シール材の落ち込みを防ぐために奥につめるもの
- 発酵アルコール(バイオエタノール)
- トウモロコシ等の植物から作ったアルコールの一種で、燃焼時CO2と水を排出する。CO2に対しては、原料となる植物が生長する過程で同量のCO2を吸収するため、地球温暖化対策を定めた京都議定書では「CO2排出量無し」とみなされ、温室効果ガス排出量に加算されない。人の健康に対する有害影響についても、比較的無害であり特定の危険有害性コメントもない
- ハツリ
- 表面を少しずつ砕いて削り取ること。コンクリートの表面をのみで削る、木材の表面を削るなど
- はなたれ
- エフロレッセンスのこと。石材やコンクリートの表面にできる白い結晶のこと
- ビディ(本足場)
- 足場架溝法の一種で、腕木上に足場板をかけ渡し、作業床とするもの
- ピンホール
- 塗膜などにできる小さな穴
- フィラー
- 目止めという意味で、駆体の細かいひび割れを埋めたり表層を平滑にすること
- フォードカップ
- 塗料の粘度を測定する器械で、単位を秒で表わす
- 吹付け塗装
- 塗料を霧状にして吹き付ける塗装法
- 複層
- 下塗り・中塗り・上塗り等、組成の異なる塗材を塗り重ねて出来た塗膜
- プライマー
- 下塗りに用いる塗料の総称。アスファルトプライマーをプライマーと呼ぶ場合もある
- プラストマー
- エラストマーに対して、常温付近で可塑性を示す高分子物質
- プランコ
- 横木を二本の鋼等で吊り、その上に腰かけ塗装する足場
- フレキシブルボード
- スレートのこと
- ブリード
- にじみのこと
- ブラッシング(白化)
- 塗面に水蒸気が付着して艶がなくなる事・研磨すること
- プライマー
- 下塗り。下塗りに用いる塗料の総称
- 不陸
- 素地が平坦でないこと・下地が平滑でなく波打っている状態
- ブリスター
- 塗膜表面に生ずる水泡や膨れ。下層の色のブリードが塗膜表面に生じること
- ヘヤクラック
- コンクリートやモルタル塗装面に生じる、最深部に達しない細かいひひ割れ
- ペースト
- 高い降伏点をもつ糊状の接着剤
- ペーパー
- サンドペーパー
- 変性
- 他の樹脂とブレンドすること
- 変性シリコン
- ポリエステル系樹脂にシリコン系反応基を付加させたもの。建築では主にコーキング材に使用される
- 防水型弾性塗料
- 建築物本体の保護をより効果的に行うために、戸建て住宅をはじめとした、様々な建築物の外壁用としてよく使われている塗料。まるでゴムのような弾性をもった塗膜を形成するため、塗装面のひび割れや建物の揺れ等にも追随するので、割れたり剥がれる事が以前の塗材と比べて少なく、劣化要因から建物を強力に守ることができる
- ホルムアルデヒド
- ホルムアルデヒドは刺激臭の強い無色の化学物質で室温では気体で存在する。殺菌作用があり防腐剤、合板などの接着剤の原料、繊維の縮み防止加工剤など幅広い用途に用いられている物質。防腐剤・消毒剤のホルマリンは、ホルムアルデヒドの37%水溶液である。アルデヒドは車の排気ガス、たばこの煙などにも含まれ、光化学スモッグの原因になると言われている
- ポリマー
- 重合体(化合物の分子が重合して生成した化合物)
- 膨潤
- 物が水・溶剤・薬品などに侵され、ふくれること
- マスキング
- 塗装時に塗料の付着を防ぎたい部分をシートなどで覆うこと
- 水洗い
- 水で素地を洗うこと
- 目潰し
- すき間をうめること、または塗装の際の目止めを施すこと
- モノマー
- 単量体。重合反応によって重合体を合成する際の原料。この際合成された重合体がポリマー(高分子)と呼ばれる。塗料樹脂は各種モノマーを重合させた高分子材料で、一般に高分子になればなるほど分子量が増え性能は上がる。しかし高分子になるほど塗料化は難しくなる
- 無機塗料
- 有機基を全く有しない無機高分子を材料とした完全無機系(不燃性だが、塗膜は非常に固くて脆い傾向がある)と、有機系高分子の特長を利用し分子構造中に一部有機基を導入した、無機有機ハイブリッド系(不燃・難燃性を持ちながら硬度・汚染性・耐候性に優れる)の二つがある
- モルタル浮き
- コンクリート・モルタル仕上げの壁面などが、老化によってコンクリートとモルタルの間に肌われを起した状態
- モルタル欠落
- モルタルが破損しはがれ落ちた状態
- モルタル防水
- セメントと砂を水で練ったものに防水剤などを加えて施工した防水層
- 有機
- 有機化学または有機化合物の略
- 有機溶剤
- 有機物によって構成され、物を溶かす性質を有する液体。揮発しやすく蒸気は空気よりも重い。人体の脂肪を溶解する性質があり、揮発が早いほど中毒の危険性が高まる
- ゆず肌スタッコ
- 自然石の風合いを表現するため、粗粒石膏や石灰質セメントなどを荒吹きしたゆず肌状の仕上法
- 窯業系サイディングボード
- 主原料としてセメント質原料及び繊維質原料を用いて板状に成形し、養生・硬化させた物で、主として建築物の外装材として用いる。主原料は結合材(セメントなど)、補強材(繊維など)、増量材(シラスバルーンなど)など、主に3つに大別される
- 溶剤
- 塗料を溶かすための液体
- 養生
- 工事中にすでに仕上った部分を傷つけないように保護すること。また塗装の際に、塗装をしない部分にインクが付かないようマスキングすること
- ラテックス
- 合成樹脂エマルションのこと
- ラス
- 戸建て住宅などの外壁にモルタル仕上げする時の下地に張る金網
- ライフサイクルコスト
- 耐用期間全体のメンテナンス費用までを含めた総費用
- リフティング
- 塗膜を塗り重ねたとき、シワや亀裂が生じること
- リムーバー(剥離剤)
- 塩化メチレン等の溶剤にパラフィンを加えた物で塗膜を膨潤させて除去する
- レイタンス
- コンクリート硬化時に表面に生じる泥状の物。硬化しない為強度が弱く、付着性に問題が生じるので塗装時には十分除去する
- レベリング
- 塗装後、塗液が流動し均一で平滑な乾燥塗膜になること
- 陸屋根
- 勾配のない平坦な屋根
- ローラー工法
- ローラーブラシに材料を含ませ、施工面に転がしてその転圧により付着させる塗装法
- ワイヤブラシ
- 針金によって造られたブラシで、素地の汚れやカビなどを落とす
- ALC
- セメント・硅砂・石灰・アルミから製造される、発泡軽量コンクリート。軽量で断熱・遮音効果に優れる
- AE
- アクリル樹脂エナメル
- AEP
- 合成樹脂エマルションペイント
- FRP
- Fiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略。一般にプラスチック系の材料として分類されているが、その特性はむしろ金属系の材料や木材の特性に匹敵している。錆びたり腐ったりすることがなく、普通に使えば驚くほど長持ちするため、メンテナンスも殆ど必要が無い。比重に対して強度の割合が大きく「鉄より強くてアルミよりも軽い」材料とされる。金属・木材と違って、成形工場で樹脂とガラス繊維を組み合わせて材料を合成するため、強化材の割合の加減や樹脂の種類を選択可能。それによって要求に応じた製品を生産可能となっている。過って破損した場合も、比較的容易に補修することが可能
- GP
- 有光沢合成樹脂エマルションペイント
- ISO
- 国際標準化機構のこと
- NAD
- 非水分散形容剤塗料
- PC造(プレキャストコンクリート)
- 工場でコンクリートのパネルを作成し、現地で鉄骨に取り付ける建物の構造
- pH(ペーハー)
- 水素イオン濃度を指数化したもの。溶液のpHが7より小さいと酸性、大きいとアルカリ(塩基)性とする。酸性雨の場合は、pHが5.6より低いものをいう。pHが4以下では金属イオンが溶け出してしまう
- RC造
- 鉄筋コンクリート造りのこと
- S造
- 鉄骨造りのこと
- SRC造
- 鉄骨鉄筋コンクリート造りのこと
- SOP
- 合成樹脂調合ペイント
- VOC
- Volatile Organic Compoundsの略。常温で揮発しやすい有機化合物のこと(揮発性有機化合物)。塗料には、シンナーや添加剤などとして含まれている。水性系の塗料にも凍結防止剤・樹脂の造膜助剤として使用される。
- Vカット
- コンクリートのひび割れを補修する際に、その箇所をV字型に削り、シーリング材を充填すること
- VP
- 塩化ビニル樹脂エナメル